高齢出産
高齢出産とは・・・
35歳以上で、初めての出産のことを高年初産いいます。俗に言う高齢出産ですね。


8人に1人?!
以前「どんなに美人で仕事ができても、30代以上・未婚・子無しは女の”負け犬”なのです」というキャッチコピーで話題となった本がありました。
最近は結婚を先送りにして自分の人生を楽しむ女性が増えてきているようです。結婚を先送りにすることで問題になるのが高齢出産と言うリスク。「自分のキャリアの妨げとなる」「やりたいことができなくなる」「楽しくなってきた仕事を中断したくない」などの理由で結婚はしていても妊娠・出産を先延ばし、もしくは避けている人もいるようですが、高齢出産には意外と知られていないメリットもたくさんあるのです。
いまや8人に1人が高齢出産をしているとも言われている高齢出産について、正しい知識で不安を解消していきましょう!


高齢出産のリスク
歳をとると病気になりやすくなるように、妊娠・出産も年齢とともに身体的にリスクが高くなるのは事実です。それでは具体的なリスクについてみていきましょう。

流産しやすくなる
統計上では35歳を境に自然流産の確率が上がってしまいます。しかしその原因はほとんどの場合が母体ではなく胎児側に問題があるために起こります。
若い人にも起こることですからあまり落ち込まず、気分を切り替えるほうが次の妊娠をしやすいようです。
しかし何度も流産を繰り返す場合は治療が必要です。
婦人科系の疾病が妊娠・出産の妨げになる
30代以上になると子宮筋腫など婦人科系の疾患をかかえる人が増えてきます。良性の場合も妊娠しにくくなったり、流産・早産の原因になることがあるようです。しかし妊娠・出産後、筋腫が小さくなったり、なくなったりする場合もあります。
妊娠中毒症になりやすい
妊娠中の高血圧、尿淡白、浮腫(むくみ)などをおこすことを妊娠中毒症と言います。重度の場合は死産、早産の他、母体の命にも関わりますのでかからないように注意することが重要です。
予防策としては通常の成人病対策とほぼ同じで、塩分控えめ・低脂肪高たんぱくの食事、適度な運動、十分な休養と睡眠が大切です。
難産になりやすい
高齢初産の場合、産道が硬かったり、子宮口が硬くて開きにくいなどの理由で難産になりやすいと言われてきましたが、年齢よりも個人差の方が大きいようです。運動(ウォーキング)などをすることで産道を柔らかくしたり、食事に気をつけることで産道に余計な脂肪をつけないようにすることが有効です。
先天性異常の率があがる
ダウン症など先天性異常、これは母体年齢35歳ごろから年齢を追うごとに確率が上がっていきます。しかし、妊娠・出産全体のリスクの中で特定の先天性異常が発生する割合はごくわずかと考え、むやみに不安に思わないことが母子の健康にとっては大切です。


高齢出産のメリット
しかし、もちろんメリットもあります。

妊娠前にかかえていた子宮筋腫が妊娠・出産を経て、小さくなったりなくなったりすることがあります。
社会的にはそれまで頑張ってきた仕事がキャリアと呼べるまでのものになり、産後の仕事復帰がしやすくなることもあるようです。
また高齢の場合、ココロから望んで妊娠する場合も多く、子供への愛情を強く感じ、親も子供も幸福感を強く感じることもできると思います。昨今、問題となっている育児放棄、幼児虐待なども、望んで産んだ子供に対しては決してしないのではないでしょうか。
リスクがある分お産について勉強するため、若い人よりもセルフケアがしっかりできる。



妊娠前の注意
  • 葉酸を十分取る
  • 適度の運動で体力をつけておく

妊娠中の注意
  • カラダを冷やさないようにする
  • 妊娠初期には葉酸を十分取る
  • 安定期に入ったらウォーキングなどの軽い運動をする
  • カラダを温める食べ物をとる
  • タバコのを止める(複流煙も避ける)
  • アルコールを控える
  • 生肉を控える
  • コーヒー、紅茶などのカフェインを控える



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